熊本の税理士のSMTコンサルティング株式会社「Nitta’s BLOG」

TOP > Nitta’s BLOG > 3つの視点
2019.09.01

3つの視点

■ 3つの視点


事業戦略を構築するときには、3つの視点を客観的に観ていきます。


3Cと呼ばれ、自社(Company)の視点とお客(Customer)の視点と競合他社


(Competitor)の視点です。あくまでも主観ではなく、これらを客観視していく


ことが大切です。



観ていくのは、1つの視点だけでもいけないし、2つの視点だけでも上手くいきま


せん。自社しかみえていなければ、例えば、「毎月の借入金返済がこれだけあり、


減価償却費がいくら、役員報酬はこれだけ欲しいので、お客からの売上がいくら


必要だ。」というご都合主義となります。


3つの視点を理解していれば、このような思考に陥ることはないでしょう。







■ 自社の視点とお客の視点


よくあるのが、「自社の視点とお客の視点」、その重なるところを観ているケース


です。言い換えれば、お客のニーズを分析し、自社の経営資源(強み)を分析し、


共通するベネフィットの部分を訴求していく手法です。


一見よさそうに思えますが、しかしここには競合他社の視点が欠けています。


自社の強みが他社の弱みになっている場合は有効です。お客のニーズと自社の強み


がマッチしていても、競合他社が自社以上にその強みを持っていれば競争市場の中


ではお客は他社に持っていかれてしまうのが必然です。






■ お客の視点と競合他社の視点


次に、「お客の視点と競合他社の視点」、その重なるところを観ているケースが


考えられます。他社の強みとお客の視点が重なって、競合他社は非常に儲かって


います。その視点が強く見えてしまい、自社もそこに進出(模倣)しようとして


しまいます。


自社の経営資源が他社のそれよりも強ければよいですが、他社より弱いにも関わ


らず戦いに挑んでしまった場合、情報を分析せず負け戦に出陣しているのと同じ


状態ともいえます。複数社との競争になれば、二乗作用で敗退してしまい、投下


した資源は回収できずに終わってしまうでしょう。おこぼれをいただくような負


ける戦はしないのが上策です。






■ 自社の視点と競合他社の視点


最後は、自社の視点と競合他社の視点、その重なるところを観ているケースです。


事業戦略を構築するうえで、この視点が何よりも大切になります。


観る順番も最初です。他社と比較し、絶対に負けない資源は何か、共通項は何か、


1位になれるところは何か、そこを見極めてお客、市場にうってでます。


競合他社のイメージや、コンセプト、狙っている客層、生み出している商品やサー


ビスのイメージ...、これらの情報は以前に比べると比較的容易に得ることができる


ようになりました。



会社が行う経営活動は、経営者の思考から始まります。


となれば、業績という結果は、すべて経営者の責任です。


「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」といいます。


さらに言えば、業績を伸ばしている中小企業は敵がいない状態を作り上げます。


ぜひこれらを意識して事業戦略を思考していきましょう。



ページトップへ